川井徳子<かわいのりこ>
ノブレスグループ 代表
公益社団法人ソーシャル・サイエンス・ラボ 専務理事
奈良国立博物館 評議員
奈良地方裁判所 委員会委員
所属学会
日本経済学会
日本造園学会
日本ESD学会
1958年 | 奈良市に生まれる |
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1981年 | 立命館大学文学部西洋史学専攻を卒業 |
1997年 | 父親が経営していた運送会社を引き継ぐ |
現在は観光と不動産再生事業に軸足を置き「交流人口社会の創造」を合言葉に、文化事業と地域の活性化、被災地の復興に取り組んでいる。
著書『不動産は「物語力」で再生する』(東洋経済新報社2011年12月発行)
事業活動
1997年 | 父親が経営していた運送会社を引き継ぎ、現在は不動産業、観光業、IT・デザインなど6つの会社を束ねるノブレスグループの代表。 |
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2009年 | 「何有荘プロジェクト」完了。 京都南禅寺界隈に位置し、植治こと七代目小川治兵衛の手による日本庭園(池泉回遊式庭園)を有する「何有荘」を 2006年10月に取得。 2年余りの時間をかけて庭園、邸宅ともに再生し、世界的オークションハウス「クリスティーズ」が100%出資する 「クリスティーズ・グレート・エステート」に日本の不動産として初めて出品し、 米富豪ラリー・エリソン氏(米オラクル・コーポレーションCEO)に売却。 |
2011年7月 | 「きょうと和み館」がオープン。築100年の伝統的な大正ロマンの建物と本場ヨーロッパのパブテイストの内装がマッチした店内に リノベーションした。 |
2011年10月 | 不良債権物件を再生、経営する「ホテルアジール・奈良」が「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良 2012」において、 ホテルとして2つのパビリオン・マークを獲得。 |
2012年5月 | 「ホテルアジール・奈良」が奈良県主催「奈良のお宿自慢」において、「建物・お部屋自慢の宿」部門大賞を受賞。 |
2012年10月 | 「ホテルアジール・奈良」が「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良 2013」において、2年連続2パビリオンの評価を得る。 |
2014年1月 | 新日本輸送株式会社が「めぐみ・美旗メガソーラーパーク」が竣工。 |
2014年2月 | 新日本輸送株式会社が「日経トップリーダー2月号」の特集記事「本当に稼げる中小企業ランキング」にて、総合ランキングで88位、 運輸・サービス業別で14位にランクインする。 |
2014年4月 | 新日本輸送株式会社主催 ‘めぐみ・美旗メガソーラーパーク’竣工記念 環境シンポジウム 「再生可能エネルギーが拓く私たちの未来」を開催。 |
2016年5月 | 新日本輸送株式会社「郡山本社」にて新倉庫が竣工。 |
2016年10月 | 大阪市大正区初となるビジネスホテル「ホテルソビアル 大阪 ドーム前」が開業。 |
2017年1月 | 人間国宝第1号「富本憲吉氏」の生家、旧富本憲吉記念館をリノベーションし、「うぶすなの郷 TOMIMOTO」としてオープン。 |
社会貢献活動
2001年 | 社団法人ソーシャル・サイエンス・ラボの理事長に就任。 |
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2007年 | 旧なら社会保険センターからカルチャー事業を継承し、厚生労働大臣認定 健康増進施設「奈良ウェルネス倶楽部」を開業。 地域住民の生涯学習の場を提供するとともに、地域伝統文化の保存と継承に尽力している。 |
2011年5月 | 東日本大震災における被災地を訪れ、「いわて三陸復興食堂」を中心に支援を行う。 |
2013年 | 公益社団法人ソーシャル・サイエンス・ラボの専務理事に就任。 |
2013年12月 | 東日本大震災復興支援事業「東北わくわくマルシェ」の運営を始める。 |
2015年4月 | 「伝統木造技術文化遺産準備会」の呼びかけ人として参加。 |
2015年11月 | 「英語パフォーマンス甲子園」立ち上げ。 |
2016年4月 | 「奈良地方裁判所委員会委員」に選出。 |
2017年4月 | 「奈良国立博物館 評議員」に任命。 |
2018年4月 | 「奈良地方裁判所委員会委員」に再任。 |
川井徳子の知的インフラ
学生時代より西洋史の大家・阿部謹也氏に傾倒。
1997年には大阪21世紀協会が主催する「21世紀塾」にて米山俊直氏に師事。
その後、2004年より日置弘一郎氏(京都大学大学院経済学研究科教授)と中牧弘允氏(国立民族学博物館名誉教授)が主宰する国立民俗学博物館における経営人類学の共同研究へ参加し、討論に加わる。2008年には同共同研究会の特別講師として「聖空間の経営人類学的研究」を発表。
マクロ経済学では、若田部昌澄氏、原田泰氏、飯田泰之氏と交流が深く、浜田宏一氏にも教えを仰ぐ。
2015年より中村昌男氏らと共に、職人による木の建築文化を継承し、持続可能な未来の礎とするとういう願いのもと、「伝統工法(日本建築の匠の技)」をユネスコ無形文化遺産に登録する運動を始める。