2017年5月20日(土)に国際交流倶楽部 GAIA なにわにしたしむ会主催「四天王寺の会」にて、川井徳子が講師として登壇しました。
この日のテーマは「聖徳太子」。
今から1,400年以上も前の推古天皇元年(593)に聖徳太子によって建立された四天王寺において、僧侶の立場である坂本氏と川井徳子がそれぞれの「聖徳太子とは何者だったのか?」というテーマで講演、その後トークセッションが行われました。
川井徳子の衝撃的な講演タイトル「聖徳太子殺人事件 ~犯人は誰だ~」に聴講者の皆さまは興味津々。
教科書や紙幣から聖徳太子が抹殺された、その犯人捜しを通じて、聖徳太子が日本や日本人に与えた「真の価値とは何か」について語りました。
講演スタイルは、聴講者の方とのコミュニケーションを交えたアクティブラーニング方式で、特に日本の名目GDP推移と聖徳太子が紙幣から消えたグラフの資料のパートは会場から大きなうなずきが。
「聖徳太子のすばらしいところは、1,400年前にしてグローバルな視点をもっていたところ。海外の諸国に敬意を持つと同時に、自立した関係性を構築した、まさに日本人のアイデンティティ。今、もっとすばらしい存在として聖徳太子を復権したい」との締めくくりで講演を終えました。
坂本氏とのトークセッションは時間の関係で短いものとなりましたが、「太子講」にも触れられ、職能神としての聖徳太子の一面も聴講者の皆さまにお話しました。