コンセプトワークからアメニティー選びまで、女性スタッフが大活躍
私自身が設計・建設含めて初めてゼロから取り組む新築ホテル。
実はこれまではリノベーションのプロジェクトがほとんどでした。
まず頭に浮かんだのはお客さまのイメージ。それが「旅をとことん楽しむ女性」です。
そこで開業準備スタッフは、お客さま目線がしっかり持てる女性中心でチームアップしました。
A=amusement、C=convenience、E=elegant
開発の道標となるこのコンセプトを、まずは私から提案しました。
ネーミングからロゴマーク等のホテルの顔づくりはもちろん、ロビー、客室、大浴場、壁紙やアメニティー、スタッフの制服に至る意匠やディテールに関しても、細やかで楽しい議論を毎日積み上げました。
今、お客さまに高い評価をいただいてる朝食ビュッフェについても、この時の想いがしっかり生かされています。
私にとって初めての「新しいホテル」は大正区にとっても初めてのホテルでした
京セラドーム大阪やIKEAなど、年間600万人が訪れる大阪市大正区。
でも実態は「日帰りで遊んで楽しいだけの街」でした。
通過する場所だった大正駅エリアを「泊まって楽しい街・また来たくなる」街に!
このテーマに大賛同した地元大正の区長も私たちのチームの一員となり、熱心な応援と斬新なご意見をたくさんいただきました。
私にとって初の新しいホテルは、実は大正区にとっても初のホテルだったんです。
話題が話題を呼び、プロジェクトのキーパーソンとなった女性スタッフがNHKの番組にも出演
「大正区で初めてのホテルだったの?」という意外さを切り口に、広報スタッフも大奮闘。
普通はニュースにならないようなマチのホテルのオープニングに、大阪各局のテレビ番組の取材が殺到。
グループの顔となる新しいホテルは、華々しいスタートを切ることができました。