同志社大学 グローバル・コミュニケーション学部のゲストスピーカーにお招きいただきました。

2019年05月15日


2019年4月18日(木)同志社大学 京田辺キャンパスにて、グローバル・コミュニケーション学部 中村艶子先生のクラス「Interpretation 1-1 」のゲストスピーカーとしてお招きいただき、授業に参加してきました。

 

中村先生の「Interpretation 1-1 」は、原稿を見ながらオリジナル言語からターゲット言語へのメッセージ伝達を行うサイトトランスレーションを行う授業です。

当日は私がノブレスグループの事業紹介を日本語で発表し、受講する学生の皆さんが私の発表を英語で通訳するというレベルの高いもの。数秒でも空白の時間があると、長年会議通訳等の実務経験のある中村先生から「はい、これは同時通訳では放送事故ですよ~!!」というコメント。

 

学生の皆さんは自ら挙手をして、私の発表を1センテンス毎に通訳していきます。

グローバル水準の外国語教育理念をもとに学ばれている学生の皆さんの英語力と、積極的に対話をするコミュニケーション力が濃縮された授業でした。

 

 

授業では、ノブレスグループがどのような事業を行っているかということだけではなく、私が考える「観光・宿泊業とは何か」という根幹についても学生の皆さんにお話ししています。

世界の人たちに日本の魅力を伝えるために「日本とは何か」を深く掘ること、日本の文化や歴史、神話や美学を理解すること。

昨年日本造園学会で発表した「日本文化のストラクチャ」についても説明。授業後に男子学生の一人から「あのストラクチャで日本文化が何で構成されているのか、整理ができました。」と感想をいただきました。

 

 

 

 

私の発表が終わると、学生の皆さんからの質疑応答の時間。ここではもちろんお互いに日本語ですが、海外で生活した経験があるのであろう、学生の皆さんの「興味・関心」の視点がすばらしく、感動しました。

 

【学生の皆さんからの質問】※抜粋

・ノブレスグループはリモートワーク制度があるとWebサイトで見たのですが、なぜリモートワーク制度をつくられたのですか?

・ホテルソビアルは女性をターゲットにした設計ということですが、具体的にはどのような設計ですか?

・なぜホテルソビアルのターゲットを「女性」にしたのですか?その理由は?

・私も将来家業を継ごうと思っています。川井さんは経営者になるために、どこでどんな勉強をしましたか?

・奈良公園の鹿の話がとても興味深かったです。なぜ、これだけ動物がいるのに、3つの宗教のオーガナイザーは鹿なのだと思いますか?

・私は奈良県在住です。奈良は大阪や京都に比べて宿泊施設が少なく観光も「弱い」と言われています。なぜ奈良は「弱い」のですか?

 

 

 

学生の皆さんは中村先生に促されることはなく、自分から挙手をし、自己紹介とともに私へのお礼を述べ、短く的確に今日の授業で感じたことを話していただけました。

そのコミュニケーションマナーはまさにグローバル基準。皆さんの今後の活躍が本当に楽しみです。

授業が終わった後女子学生の皆さんとは、今私が英語の勉強も兼ねてはまっている海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の話題で盛り上がりました!

 

 

今回は私がゲストスピーカーとしてお招きいただいたのですが、逆に学生の皆さんに大きな力やヒントをいただけたような気がします。

若い学生の皆さんのストレートな反応と着眼点は、私の経営者としてのマーケティング活動の大きな資源です。