平成という一つの時代が終わり、令和という時代が訪れました。
万葉のふるさと奈良で事業を行うものとして、令和が万葉集にちなんだものと聞いて改めて深く歴史を感じることとなりました。
5月1日、いつものように春日大社の旬祭に参列いたしました。
この日はまるで初詣のように数多くの方々が参拝されておられました。
↑令和元年5月1日にしか書いていただけない御朱印です。
緑豊かな大社の参道に鹿が遊ぶ様子は、千数百年続く世界でも稀有な場所です。
観光という人と人をつなぐ活動を、歴史を積み重ねながら奈良町の人々は続けてまいりました。
神と仏の共存する世界を伝えていくという強いミッションを人々が知っていたからだと思っています。
世界では神と神、神と仏、仏と政党が相争うことが数多く起きています。
その中で、奈良では神と仏が一つの場所で共存し、神の使いである鹿が寺院の中をゆったりと散歩しています。
「相争わない文化」「平和を象徴する空間」として奈良公園は存在します。
世界遺産である奈良の社寺の精神を伝えていくことは、それぞれの寺院や神社のお考えとは「別の大きな価値」をもつと思っております。
この一つの節目の時に、私たちの会社、ワールド・ヘリテイジとホテル関西が来月合併することとなりました。
万葉集にちなんだ「令和の時代」に、それが編纂された奈良、そして日本の文化の奥深さを海外の方はもちろんのこと、日本の方にも改めてご理解いただけるよう、これからも努力してまいりたいと思います。
従業員一同精進してまいりますのでご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。